国連人間環境会議は、「かけがえのない地球」をキャッチフレーズとして1972年6月5日からスウェーデンのストックホルムで開催されたもので、環境問題全般についての大規模な国際会議としては初めてのものです。
この会議の背景となったのは、1950〜60年代の経済発展に伴う先進国を中心とした環境破壊、この頃から脚光を浴びた「宇宙船地球号」という考え方、そして、開発途上国における貧困と密接に関連する環境衛生の問題でした。
この会議において、先進工業国における環境問題については経済成長から環境保護への転換が、また開発途上国における環境問題については開発の推進と援助の増強が重要であることを明らかにされました。
また、「人間環境宣言」を採択すると共に、国連環境計画の設立をはじめ多くの決議・条約を締結しました。
この国連人間環境会議から20年を経た1992年に「地球サミット」が開催され、その後宇宙船地球号をとりまく環境は変わりつつあります。主な動きを時系列で追ってみました。
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