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環境・リサイクルへの取り組み

【 phase1:環境問題への対応 −世界の潮流− 】


国連人間環境会議は、「かけがえのない地球」をキャッチフレーズとして1972年6月5日からスウェーデンのストックホルムで開催されたもので、環境問題全般についての大規模な国際会議としては初めてのものです。 この会議の背景となったのは、1950〜60年代の経済発展に伴う先進国を中心とした環境破壊、この頃から脚光を浴びた「宇宙船地球号」という考え方、そして、開発途上国における貧困と密接に関連する環境衛生の問題でした。 この会議において、先進工業国における環境問題については経済成長から環境保護への転換が、また開発途上国における環境問題については開発の推進と援助の増強が重要であることを明らかにされました。
 また、「人間環境宣言」を採択すると共に、国連環境計画の設立をはじめ多くの決議・条約を締結しました。 この国連人間環境会議から20年を経た1992年に「地球サミット」が開催され、その後宇宙船地球号をとりまく環境は変わりつつあります。主な動きを時系列で追ってみました。

■地球サミット(環境と開発に関する国連会議)
 1972年6月ストックホルムで採択された国連人間環境会議の20周年に当たる1992年6月、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された地球環境に関する国際会議。国連環境開発会議、地球サミット、 UNCED(United Nation Conference on Environment and Development)とも称される。この会議には約180ヵ国が参加し、100カ国余の元首、首脳が自ら出席するなど、史上かつてないほどハイレベルかつ大規模な会議となった。 この会議では気候変動枠組み条約と生物多様性条約の署名が開始されるとともに、環境と開発に関するリオ宣言、アジェンダ21及び森林原則声明などの文書も合意された。

■リオ宣言(環境と開発に関するリオ・デ・ジャネイロ宣言)
地球サミットで発表された宣言。各国は国連憲章などの原則に則り、自らの環境及び開発政策により自らの資源を開発する主権的権利を有し、自国の活動が他国の環境汚染をもたらさないよう確保する責任を負うなど27項目にわたる原則によって構成されている。

■アジェンダ21
 1992年6月に採択された「環境と開発に関するリオ・デ・ジャネイロ宣言」の理念を具体化した持続可能な開発のための実際的な行動計画を定めたもの。合計40にわたる項目が盛り込まれている。
  1. 社会・経済的側面 開発途上国の持続可能な開発を促進するための貿易の自由化、貿易と環境の相互支援化、開発途上国への適切な資金供与と国際債務の処理など国際協力と関連国内政策など8項目。
  2. 開発資源の保護と管理 モントリオール議定書で採択されたオゾン層破壊物質の排出規制の遵守による成層圏オゾン層の破壊防止など14項目。
  3. 主たるグループの役割の強化 行動計画の効果的な実施に果たす女性の積極的な経済的政治的意思決定の重要性など10項目。
  4. 実施手段 アジェンダ21の実施のための資金メカニズムの活用と継続的な質的改善など8項目。

■気候変動に関する国際連合枠組条約(気候変動枠組条約)
 地球の気候系に対し危険な人為的干渉を及ぼすことにならない水準において大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極的な目的とした条約。1991年2月から各国交渉会議が開かれ、1992年5月9日に採択された。日本は1992年6月13日に署名、1993年5月28日に受諾書を国連事務総長に寄託した。全体が26カ条で構成される。1993年12月に締約国が50カ国に達し、1994年3月に発効した。



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