【 「環境」ってなあに 】
皆さんが生きていくうえで、欠かすことの出来ない「呼吸」は、酸素を吸って二酸化炭素をはいているということです。この酸素というものが、体の中に入って生きていくことができます。この酸素は、空気の中に約20%入っています。人間はもちろんのこと、動物園にいるたくさんの種類の生物や皆さんが家で飼っている犬や猫も「呼吸」を行っています。これも、酸素が十分にあるからこそ出来ることです。それでは、どうして酸素が十分に足りているのでしょうか?それは、たくさんの森にヒントがかくされています。森には、わたしたちがはいた二酸化炭素を吸って酸素を出すという働きがあるからなのです。そのため、わたしたちは、森をしっかりと守っていくことが必要となります。
また、わたしたちは毎日食事をしています。ご飯、お肉、お魚、お野菜などをおいしく食べることが出来る大きな理由の一つに,それぞれの食材がきれいな空気,水や土のもとで育っていることが挙げられます。そのためには、工場などから出されるけむりは健康に害があっては困ります。家庭で洗濯した後の残り水も、川や海に出されるとき、有害ならば魚が満足に生きていくことは出来ません。空き缶などを「ポイ捨て」すれば、土にもどるまで何百年もかかり、土を汚していくことになるでしょう。また、道路にはごみがあふれ、気持ちが良いものではありません。安心して、おいしい食事が出来ることは、まずこのような環境(空気、水、土などの状態)が守られなければいけません。
こうして考えると森を守ることや空気などをきれいな状態にしておくことは、わたしたちが健康に毎日を過ごすことが出来る要因となっていることが理解できます。
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