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【 固形石けんの作り方 】

1.はじめに
 皆さんがご存知のように固形石けんの作り方は、すでに色々と発表され、実際に作っていらっしゃる方も多いと思いますが、それらの方法は大体、作って10日〜20日程度の時間をかけないと固まらないと思われます。
 そこで、食用油の使えなくなったものから、1日で固く出来あがる固形石けんの作り方をご紹介します。

2.固形石けんの材料
 材料は右の表のとおりです。材料の使用割合を書いておきますので、実際に作られる時は、油の量に従って、この割合を目安にやってみてください。(その他の材料は、下記の注意事項をご覧ください。)
・廃食油
(大豆油、なたね油などの食用植物油)
1kg
・カセイソーダ
(99%フレーク状のもの)
142g
・うすめるための水 174g(174ml)
・最初に入れる水
(粉石けんを加えておく)
150g(150ml)
(粉石けん20g程度含む)

3.作り方
 まず作り方のポイントとして、油とカセイソーダの反応をすばやく、そして安全に(急に吹き上がったりしないように)進めるための注意と、固い石けんになるように水分を蒸発させるための方法の2つが主なポイントと言えます。

step1 まず油に「最初に入れる水」を加えます。(「最初に入れる水」とは、粉石けんを入れた水のことです)  そして、火にかけ加熱しながらかきまぜると、白く濁り、水と油が良くまざります。 (これで油とカセイソーダの反応がスムーズに進みます)
step2 「カセイソーダ」に「うすめるための水」を加えてよく溶かします。油の温度が90℃になったら、そのよく溶かした液(約45%のカセイソーダ)を加え、よくかきまぜます。
step3 かきまぜながら加熱を続けていきます。段々と温度が上がると泡も出てくるので、もし吹きこぼれるようであれば火を弱めて加減してください。
step4 温度が130℃〜135℃の間くらいになり、かきまぜ用の棒にねっとりと着いてくるようになれば出来上がりの目安です。あとは型に流し込んで、固まるのを待つだけです。
1日経てば、固くなった石けんが出来ています。


(注) 香りをつけるときは、最後の段階でレモンやゆずなどの皮をすりおろして加え、よくかきまぜると良いでしょう。
火の取扱には、十分ご注意ください。

4.注意事項
  • カセイソーダは劇物ですので、必ずゴム製かビニール製の手袋を着け、皮膚に付着しないように注意して下さい。
  • カセイソーダをうすめる時は、液体が目に入らないように十分に顔を容器から離して作業して下さい。
  • 小さなお子さんは、近づかないようにしてください。
  • 作業に使う容器は鉄かステンレスにして下さい。プラスチックやアルミニウムは危険ですので使用しないでください。
  • かきまぜ棒は木の棒(多少平べったい方が効果的)か、鉄の棒を使って下さい。
  • 温度計は200℃まで測定できるものを使用してください。
  • 火を使いますので障害物のない所、また火傷などには十分気をつけて作業を行ってください。
以上です。作業にあたっては安全に十分に気をつけながら進めてください。



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