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●一般廃棄物資源化施設●
一般廃棄物は、市民の皆さんが毎日生活するなかで家庭から発生する廃棄物です。
大牟田市では平成10年10月から、燃えないごみの日をリサイクルの日に改め資源物回収を全市内で実施しています。
今後は、その資源物をはじめとする一般廃棄物のさらなるリサイクルによるごみの減量化・再資源化ならびに広域処理が求められています。
粗大・不燃ごみ資源化施設
・家庭から排出される粗大・不燃ごみを破砕・選別し、金属等の資源物を回収し再資源化します。
・分別した可燃物はRDF化し、RDF発電所に供給します。
資源物供給施設
・家庭から排出される空き缶・空きびん・紙類・ペットボトル等を選別・圧縮加工します。
RDF焼却灰資源化施設
・RDF焼却灰資源化施設は、RDF発電所と一体的に整備し、焼却時に発生する焼却灰の資源化を目指します。
RDF発電所
・家庭から排出される可燃ゴミの焼却からRDF(ゴミ固形化燃料)化への転換を図り、広域的なダイオキシン類対策をめざします。また、RDFを燃料として発電するため可燃ゴミのサーマル(熱の)リサイクルを実現します。
☆RDF発電計画
一般廃棄物のうち可燃ごみは、その多くが有効利用されることなく焼却処理されており、近年、その焼却に伴ない発生するダイオキシン類が社会問題となっています。
本計画では、ダイオキシン類対策に有効とされる可燃ごみのRDF(ごみ固形化燃料)化を促進し、それを燃焼するRDF発電所で電気及び熱エネルギーに変換し、計画地内施設への供給を行うとともに余剰電力の売電を予定しています。また、焼却灰についても積極的な資源化を目指します。
市民の皆さんが安心して暮らせる「環境にやさしいまちづくり」を実現するために、最新の廃棄物資源化技術及び公害防止技術を導入し、環境保全に努めます。
☆RDFってなに?
RDFとは、可燃ごみ(生ごみなどを含む)の約50%を占める水分を蒸発し、圧縮成形した固形燃料で、単位重量あたりの発熱量は、石炭の約7割に相当し、1キログラムあたり3,000キロカロリーから4,000キロカロリーと高く、安定して高温で燃焼することができるので、ダイオキシン類対策に有効といわれています。また、乾燥し、減容化されているので、悪臭を出したり腐敗することがなく、輸送や貯蔵がしやすいという特徴があります。
●中核的支援施設●
計画地全体の管理運営や市民交流、技術開発を行う施設を整備します。
環境技術研究センター
・環境モニタリングシステムにより計画地内の環境を保全します。
・実証試験の導入・支援等により環境関連技術を開発します。
・地場企業の環境・リサイクル事業への取組み等を支援します。
・環境関連情報の提供・発信を行います。
市民交流・学習センター
・環境問題やリサイクルについて学習・体験できる場を提供します。
・リサイクルの実践や活動などを通して、市民の皆さんが交流できる場を提供します。
●産業廃棄物資源化施設●
1.本計画地に導入する産業廃棄物資源化施設は、企業誘致を基本に民間活力の導入を図ります。
2.リサイクルを目的としない単なる焼却処理等の施設は導入しません。
3.技術が確立された安全な資源化施設の段階的導入を図ります。
リサイクルされる廃棄物の例
生活系廃棄物
ガラスくず、紙くず、厨芥ごみ、発泡スチロール、ペットボトル、塩化ビニール製品、
その他のプラスチック、廃家電製品など
工業系廃棄物
石炭灰、木くず、廃油、建設廃材など
農業系廃棄物
廃農業用ビニールなど
水産業系廃棄物
廃FRP船など
●環境共生型緑地●
環境学習の場、自然観察の場、憩いの場として芝生広場やビオトープ(野鳥や昆虫などの生物が生息できる環境)等を整備します。
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